第288話 意外と役に立つ社会の話③昭和という時代(戦前編)
Nice to meet you!!!
ジョニー・ジョニー・デッパーです(≧▽≦)
社会の話をつらつらとしておりますが
今日は「昭和」という時代について語ろうと思います。
大正が15年という短い期間で終わり、
それを継いで始まった昭和。
かなりざっくりいうと
大きく2つに分けることができます。
①戦前
②戦後
です。
第一次世界大戦が終わりを迎え、
大戦景気による好景気が終わると、
1929年の世界恐慌も相まって、昭和恐慌という不況が襲い掛かります。
この世界恐慌が引き起こしたのは
植民地を持つものと持たざる者のの格差を生み出したことでした。
植民地を持つイギリス、フランス、アメリカなどは植民地を囲い込む「ブロック経済」でこの恐慌を乗り切ろうとしました。
しかし、第一世界大戦で天文学的な賠償金を要求されたドイツや、
高収益な植民地のない日本はそれができず、これがヒトラー率いる「ナチス」などに見る「ファシズム」を生み出す要因になりました。
http://www.geocities.jp/torikai007/bio/hitler.html
さらには軍部が暴走をはじめ
満州の権益を守ろうとした日本はかの地の実力者である
張作霖と交渉を重ねますが、これがうまくはいかなかったので、
そして1931年満州事変、国際連盟からの脱退で、日本は世界から孤立をしていき、
ドイツやイタリアなどいわゆる枢軸国へと接近していくのです。
軍部の暴走により、要人が射殺されるなど、政党政治がいよいよ終わりを迎えようとしていました。
1937年には日中戦争へ突入、思想統制と国民総動員体制が作られ、
治安維持法などの成立により、合法的な反戦活動は不可能となりました。
1939年にはナチス政権のドイツがポーランドに侵入し、ついに第二次世界大戦が勃発します。
日本では1940年に既成政党は解散させられ、大政翼賛会が作られます。
これがいわゆる全体主義です。ここまでくると戦争への反論など全くできません。
ABCD(America,Britain,China,Dutch)包囲網とよばれる国々と関係が冷え込み、
石油の禁輸をされてしまうのです。
ヨーロッパではドイツがイギリスやフランスに対して優勢に戦争を進めました。
英仏はアメリカの参戦を期待していました。
アメリカはというと、日本海軍の動きに非常に苛立ちを感じていました。
アメリカは日本に対して、中国撤退を要求してきますが、日本はこれを最後通牒ととらえ、第二次世界大戦へ参戦していくのです。
その引き金が真珠湾への奇襲攻撃による1941年の太平洋戦争の勃発です。
最初こそ、戦局はよかったものの、徐々に劣勢に立たされ、
日本は追い込まれていきます。
国民総動員体制となり、本土決戦も辞さないというありさまでした。
こうしたなかで神風特攻隊などの自爆攻撃なども行われ、アメリカに非常に恐れられました。
また唯一の本土決戦を経験した沖縄戦では10万人以上の犠牲者を生み、
多くが軍人ではなく、民間人です。
鬼畜米英と教わっていた民衆はアメリカにつかまる前に自決する人も多くいました。
そして最後には1945年、8/6広島、8/9長崎に原爆が投下されます。
http://historyjapan.org/outline-atomic-bomb-hiroshima-nagasaki
1945年8月15日、連合国からのポツダム宣言を受諾し、
日本は無条件降伏します。
こうして、日本は人類史上初めての惨劇である原爆投下を経験し、
戦争の時代を終えていくのです。
今日はこの辺で!
See you again!!!
ジョニー・ジョニー・デッパー