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第289話 意外と役に立つ社会の話④戦後社会の推移~高度経済成長期

Nice to meet you!!!

ジョニー・ジョニー・デッパーです(*^▽^*)

 

意外に役に立つ社会シリーズの4回目は

戦後の日本社会についてです✨

 

1945年、日本は終戦を迎えました。

 

日本は1952年の平和条約の発効まで、連合国軍の占領下におかれることになります。

但し沖縄などを除いては日本政府が政治を行う間接統治が行われました。

 

このときに日本にやってきたのがダグラス・マッカーサー率いるGHQ連合国軍総司令部)です。

 

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参照元 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC#/media/File:Macarthur_hirohito.jpg

 

1946年11月3日、大日本帝国憲法に代わり、日本国憲法が公布されます。

この成立過程については現在でも論争になっている点はありますが、

GHQが深くかかわっているのは間違いないです。

憲法については、別途で✨)

 

農地改革や財閥解体などの諸政策が行われ、

GHQによる改革が推し進められます。

 

1952年、サンフランシスコ講和条約により、日本が国際社会に復帰、

GHQの占領統治が終焉します。

 

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参照元 

https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/takeshima/g_sfjoyaku.html

 

昭和30年代(1955-1964)はとてつもない経済成長を遂げた時代で

1954-1957の神武景気、1958-1961の岩戸景気など好景気に入ります。

 

好景気を下支えしたのは

①1950年に勃発した朝鮮戦争による戦争特需

②昭和20年代から普及し始めた三種の神器のヒット(白黒テレビ・電気冷蔵庫・電気洗濯機)

③1961年からの所得倍増計画

 

などが挙げられるのではないでしょうか。

 

①→朝鮮特需と呼ばれ、日本に対して戦争に必要な物資の調達が行われました。

兵器や砲弾なども日本で生産し、米軍によって買い取られました。

 

この朝鮮戦争を機に自衛隊の前身となる、

警察予備隊」が組織されます(のちに保安隊→自衛隊と改組されます)。

 

日本は当時、軍事面をすべて米国が負担していたため、

その支出がほとんどなかったことも経済成長に寄与したといわれます。

 

というのも、日本は日本国憲法第9条にによって

軍隊はもてないというのが通説だからです。

(※自衛隊は法解釈上、軍隊ではありません)

 

現在も米軍基地が駐留している実態で、

これが沖縄の米軍基地問題として現在でも残っています。

 

 

②→この中では白黒テレビが最も早く普及しました。

特に1958年の東京タワー竣工と皇太子(現在の天皇陛下)と美智子様(現在の皇后陛下)のご成婚で、爆発的に普及しました。

 

このあとに登場するのが新三種の神器

カラーテレビ、クーラー、自家用車です🚗

 

③→1955年に保守合同によって自民党が誕生、自民党が長期政権をもち、社会党が野党一党というポジションを保つ、いわゆる55年体制が確立します。

 

自民党は1960年、岸政権下で行われた安保条約の改定に対する反対闘争によって、

岸政権は強行採決を行って、新安保条約を通過させたものの、死者を出すほどのデモ抗議となり、岸政権は総辞職に追い込まれます。

 

こうした日本人の戦争への強い拒否感から、自民党の中でもいわゆるタカ派が目指した再軍備による自主防衛路線から、経済重視の路線に舵を切ったのが、池田勇人首相の「所得倍増計画」です。

 

日本は特に対米輸出などで、経済を牽引してきたといえるでしょう。

 

経営者の向山雄治さんがお話してくださった歴史の話もこの時代あたりの経済の話が

比較的関係しているなと個人的には思うのですが、

 

「企業」におけるいわゆる「終身雇用制度」「年功序列賃金」というのは高度経済成長という前提があって成り立つものと個人的には考えていて、

 

今日ではそれはもはや「神話」というものになっていると感じるわけです✨

 

日本という国はどちらかというと福祉がそれほど手厚い国ではありません😅😅

 

かつての「ゆりかごから墓場まで」といわれていたイギリスや

福祉国家の北欧のような国は国家レベルでかなり手厚い福祉を担っていますが

日本という国はどうやっていたかといえば、その一部を「企業」が担っていました。

 

年功序列といわれると今でこそ、「実力関係ないからうざい!」なんて言われるような代物になっていますが

 

この仕組みはある意味、ライフスタイルに沿って賃金が上がっていくモデルで、

入社→結婚→出産→マイホーム→老後の退職金といった、人生の流れに則した

日本独自の福祉モデルといえるものなのです。

 

そして「終身雇用」という安定感が企業で働く人々に、企業への忠誠を尽くさせ、

出世のために意欲的に働き、それが経済成長を牽引して、

ジャパン・アズ・ナンバーワン」の時代を作ったと言えます。

 

なので、現在では時代遅れといわれてしまう制度も、

当時の経済成長には必須の動力源であったことは否定できないかと思います✨

 

そして、これが日本独特の経済成長の基軸だったのです😄

 

その潮目が変わってくるのは80年代以降であり、

完全に企業活動が変質したのは2001年の小泉構造改革以降です。

 

今回は結構しゃべりすぎちゃったので、

ここからは次回ということで✨

 

 

See you again!!!

ジョニー・ジョニー・デッパー