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第382話 終身雇用の限界🏢

Nice to meet you!!!ジョニー・ジョニー・デッパーです(≧▽≦)

 

直近、経団連会長やトヨタ自動車社長が、「終身雇用制」に限界し、その維持の難しさをお話されました💦

 

kawai20190515

参照元 https://www.mag2.com/p/news/398252

 

反応は様々なものがありましたが、

僕個人的にも現行の制度のまま、終身雇用を維持させること自体は難しいと思っています😅

 

そのことを薄々感じていたのは社会人3年目のときで、

ちょうどそのころにこのブログでも時々登場する、仲良しの経営者の向山かおりさんと出会った時期でもありました。

 

働けど働けど、豊かにはならないと思っていた自分とは対照的で

働くことによって、経済力も影響力もそして人間関係も構築していた

向山かおりさんを率直にすげーと思っていましたが、

 

経営をするということに対して、リスクを負っているなと感じたのも間違いなかったです✨

 

しかし、相応のリスクを負う者には得られるものも大きいということに気づいたのもこのころでした✨

 

終身雇用というのは、簡単に言えば新卒で入った会社で定年まで働き続けていられるという、長期労働慣行のことを指します。

 

この終身雇用が長年の日本社会では当たり前とされてきましたし、

日本企業が成長してきた原動力の一つともされてきました。

 

しかし、、いよいよ日本の大企業のトップがこれの「限界」とまで言及する時代が到来していると言えます✨

 

ここからはあくまで個人的な主義主張を書くので、「正しい」「真理である」ということを言うつもりは毛頭ありませんが、終身雇用についてどんなものなのかをちょっと切り取ってみたいと思います✨

 

①日本的経営の原動力であったことは間違いない

かつて、日本の製品がアメリカなどを席巻し、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われていた時代がありました✨

 

日米間で貿易摩擦が起こり、「ジャパンバッシング」なんかも巻き起こった時代。

 

このころに海外から注目されていたのが「日本的経営」でした。

 

日本的経営には3つの柱があると言われています。

 

年功序列・企業内労働組合労使協調主義)・そして終身雇用。

 

これはアメリカやその他ヨーロッパ諸国とは特徴を異にする制度でした。

 

この日本的経営のメリットは労働者を長期的な視野で育成できるという点にありました。

会社の中で長く働くことによって、その会社に必要な技術を熟練させていくことができるわけです。

 

この熟練した技術が日本製品の高品質化につながったと言えると思います😃😃

 

そして、この終身雇用の中で、日本人は人生設計をしてきました。

ある種、労働者は就職というより会社に忠誠を尽くすことによって、人生を安定したものにできたわけです。

 

それが組織の一体感を生み、日本企業の飛躍の原動力になったと言えると思います。

 

 

②日本型経営・雇用の前提となる環境が大きく変わった

 

しかし、この日本型雇用はあくまで「日本社会が成長し続ける」ということが前提の制度であったように思います。

 

 

一定数の退職者と一定数の新規採用によって、組織が保たれ、

会社が一定の成長を遂げることによって、年功序列と終身雇用を支えてきました。

 

これがオイルショックや日本ではバブルの崩壊などによって大きく変わってくるのです。

 

世界的にみて、欧米諸国もその労働環境が大きく変わりました。

 

以前も言及しましたが、

イギリス、アメリカで「新自由主義」とよばれる、民営化、規制緩和、減税。

小さな国家を志向して、国家福祉が削減されていきました。

 

日本で最初にこれを行ったのは中曽根内閣で、国鉄電電公社の民営化に舵を切りました。

これはさらに加速するのが小泉内閣のときです。

 

グローバル競争が激化し、企業の成長も止まっていました。

成長が止まった企業が安定して終身雇用と年功序列を維持していくのは物理的に厳しいものだと、個人的には思っています。

 

正社員は次々と派遣労働者に切り替えられ、

会社は社員を人としてではなく、より労働力ととらえるようになり

海外の安価な労働力を志向するようになりました。

 

企業が労働力を調整弁として使うようになった、というのが正しいのかもしれません。

必要なときに労働力を集め、不要なときには切りたい。。。

これが本音なのでしょう😅😅

 

日本の場合、致命的なのは、国家の福祉がアメリカに次ぐ脆弱さであることです。

日本社会はヨーロッパと違って、国民皆保険はあるものの、国家が担う福祉に弱く

その福祉を代わりに実行していたのが、企業でした。

 

終身雇用と年功序列はある意味セットで、

終身雇用を前提とした年功序列であるからこそ、

それぞれの年代のライフスタイルに沿った生活を担保することができました。

 

どちらかが崩れれば、両方とも終わるのです。

 

 

これからはさらに労働市場が流動化する時代

今後の日本社会はさらに労働市場が流動化していくことが想定されます。

生きていくためには自力が必要であり、会社に所属するというより、自分自身で方向性を決めなくてはなりません。

 

今まで日本人がもっとも避けてきたことなのかもしれない。

 

でもある意味チャンスだととらえることもできて、

自分自身でビジョンを決めて、舵を切れるチャンスです。

 

これを活かすのがベストな選択だと個人的には思います。

 

 

See you again!!!

ジョニー・ジョニー・デッパー