第284話 結構豪快な製鉄工場見学②圧延編
Nice to meet you!!!
ジョニー・ジョニー・デッパーです。
昨日に引き続き、今日もジョニーが働いていた
「製鉄工場」についていろいろとシェアできたらと思っています✨
昨日までの記事はこちら↓↓
昨日は「鋳造」までのお話で
鉄をこれから加工していくためのいわば元、素地を作るまでの過程をお話したと言っていいでしょう😄😄
そして、今日は「圧延」の話をします。
圧延とは、読んで字のごとく、
圧をかけて延ばすことを指します。
薄板はこの工程を繰り返していくことによって
薄く伸ばしていきます✨
http://www.jfe-steel.co.jp/works/west/saiyo/work/work03.html
まず最初に行うのが「熱間圧延(熱延)」です。
これも工場見学の定番コースでございます✨
熱間圧延はスラブを125℃くらいまで再燃させて、熱い状態で引き延ばして
大体250mmくらいの厚さのスラブを3mmくらいにしていきます。
何度も圧延されて、最終的にはホットコイルと呼ばれるトイレットペーパー型の形状になります。
https://www.nisshin-steel.co.jp/saiyo/process/process04.php
この熱間圧延の工場見学、大体1キロくらいの距離があって、
結構歩くんですけど、なかなか迫力ありますよ✨
見た目の問題がない用途に使うものなどはこの熱延が終わった状態で出荷される場合もあります。これを黒皮材といいます。
ここからさらに「酸洗」「冷間圧延」という工程に移行していきます。
設備によりますが、酸洗と冷間圧延が一体化しているものが結構多い印象です。
https://www.nisshin-steel.co.jp/saiyo/process/process05.php
ここからの過程はさらに厚さを薄くしていくと同時に
見た目を美しくしていくという意味もあります。
手前の酸洗で、熱間圧延で生じた表面に付着しているスケール(鉄の酸化物)を洗い落とします。
この段階で引き抜いて、「酸洗材」というかたちで販売する場合もあります。
例えば、車のホイールなんかは酸洗材の場合もありますね✨
その後、冷間圧延に移ります。
冷間圧延は、熱延のように熱を加えるのではなく、常温で圧延します。
この冷間圧延をすることで、さらに薄くなると同時に、表面が美化されます。
この冷間圧延機をタンデムといったりしますね😄😄
次回は「表面処理」の工程を紹介しようと思います🏭
See you again!!!
ジョニー・ジョニー・デッパー